中学時代から写真に熱中し、作品を撮り溜めていた著者・谷口昌良は、東京・蔵前の寺院、長応院に生まれ、現在は住職として布教活動を行っています。僧侶として職務を全うする傍ら、写真への情熱を持ち続けた著者は、2006年に寺院内に展示・観照の場となる「空連房」を開設。現代を生きる国内外アーティストともに様々な展覧会も企画してきました。また、写真作品を主に、独自の視線を通して集められた膨大な作品コレクションを築きながら、それらをサンフランシスコ近代美術館、東京国立近代美術館に寄贈する等、文化へも多大な貢献をしてきました。
本書は、過去に撮影され発表の機会を持ちながらも、永らく保管されるのみとなっていた作品群を写真家・森澤ケンが見出し、掲載作品の選定を行うことで刊行が実現した「写真少年」シリーズの第一弾です。
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これらの写真群は、私が中学生、高校生時代(1972-78)北海道、青森、宮城、長野、東京、神奈川で撮ったものであります。そんなカメラ小僧の楽しくも変化して行く少年期は以後大きく変わって行ったかもしれませんが、写真に対して通底するその喜びは未だ変わっていないようです。
(あとがきより)
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著者:谷口昌良(たにぐち・あきよし)
1960年東京生まれ。中学生から写真を始め、高校卒業と同時に渡米。1979年-83年、ニューヨークにてLeo Rubinfienに師事。1984-88年、ロサンゼルスにて浄土宗開教使に就く。以後、長応院住職の傍ら、様々な形で文化活動を展開。
発行年月日:2009年4月8日
サイズ:A4変型
造本仕様:布クロス上製本、ヌキ箱
総頁数:64
作品点数:白黒53
発行部数:500部
編集発行人:大田通貴
装幀:原耕一
企画:森澤ケン
印刷:大洋印刷
*Photo-Boy (Ⅰ) 1973~1979 ‘The Blue Period’
Photo Books by Akiyoshi Taniguchi (b.1960,Tokyo, Photographer, Master of Chohouin Buddhist Temple and Director of Kurenboh Gallery)
These were taken when Akiyoshi was Middle and High School age, in Hokkaido and Aomori Prefecture in Japan. Published by Sokyu Sha in 2009, edition of 500, List price JPY 3,600. Text in Japanese/English
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