本書は「写真少年 1973-1979」(2009年、蒼穹舎刊)に続き、谷口昌良が1979年に高校卒業と同時に渡ったアメリカでの時代を纏めた写真集・第二編です。
著者が渡米した頃のニューヨークは、写真を含め美術の動向が目まぐるしく変化し、新しいものが絶えず生まれ出てくるエネルギッシュな街でした。また、そこではニュー・カラー・フォトグラフィという名の下、写真においても新しい作品の意義が積極的に問われていました。著者である谷口昌良は、そこでニュー・カラー・フォトグラフィの旗手のひとり、レオ・ルビンファインに師事し写真家としての活動も視野に入れながら自身の作品世界を深めていきました。
本書は、著者がニューヨーク、海外布教使として滞在したロサンゼルス、そしてその間に帰国した日本を舞台に、ニュー・カラー・フォトグラフィを著者自身の方法で結実させた写真から構成されます。残された数多くの写真のなかからの選定は、レオ・ルビンファインが行いました。
著者:谷口昌良(たにぐち・あきよし)
1960年東京生まれ。中学生から写真を始め、高校卒業と同時に渡米。1979年-83年、ニューヨークにてLeo Rubinfienに師事。1984-88年、ロサンゼルスにて浄土宗開教使に就く。以後、長応院住職の傍ら、様々な形で文化活動を展開。
書名:PHOTO-BOY 1979-1988 MY ROSE PERIOD IN AMERICA
序文:レオ・ルビンファイン 後書き:谷口昌良
発行元:Kurenboh, YKG publishing デザイン:木村稔将
仕様:上製本、w36 x h31 cm / 本文72P、作品27点
発行日:2017年10月
限定300部、エディション、サイン入り
*Photo-Boy(Ⅱ)1979~1988 ‘My Rose Period in America’
Photo Books by Akiyoshi Taniguchi (b.1960,Tokyo, Photographer, Master of Chohouin Buddhist Temple and Director of Kurenboh Gallery)
These were taken when Akiyoshi was in American life for ten years, NY, LA and some in Japan. He was thought Photography by Leo Rubinfien in NY and sometime back to in Japan for Buddhist training, and moved to LA for working at Buddhist Temple.
Book was published by Kurenboh & YKG Publishing in 2017, edition of 300, List price JPY 12,000.
Selected by Leo Rubinfien. Text by Ja/En.
"These wonderful and gentle pictures embody a romance with photography itself, they are generous and humane." – Sandra Phillips, Curator Emerita of Photography, San Francisco Museum of Modern Art
For international orders, please contact us from here.
[email protected]